スズムシの鳴音を可視化!ハイスピードカメラVEO1310で羽の振動を捉える

スズムシの鳴音は、羽をこすり合わせることによって発生します。今回は、ハイスピードカメラPhantom VEO1310で撮影を行い、鳴音の可視化を行いました。本事例では、2種類のハイスピード映像を通じてスズムシの鳴音発生プロセスを紹介します。
① 羽をこすり合わせる動作の可視化
スズムシを正面から撮影しました。左右の翅(し)をこすり合わせて鳴音を発する動作を可視化しています。撮影速度は1秒間に1,000コマ、再生速度は1/33倍速です。
② 羽膜の振動可視化
スズムシを真横から撮影しました。羽をこすり合わせる過程で、羽膜が振動します。それよって翅をこすり合わせた時に発生させる音を増幅させています。今回は1回のこすり合わせによって振動する羽膜を可視化しています。撮影速度は、1秒間に24,000コマ、再生速度は1/800倍速です。
このような動作は、高周波成分を含むため通常のカメラでは捉えることが困難ですが、
ハイスピードカメラでは、通常の観察では捉えられない高速な現象を詳細に観察することができます。
カメラの詳細な情報やデモンストレーションは、お気軽にお問い合わせください。
使用機材
- ハイスピードカメラ Phantom VEO1310
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レンズ:200mm Macro
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照明:LED
撮影条件
映像 ①
- 解像度:600×800ピクセル
- 視野:15.6×20.8 mm
- 撮影速度:1,000 fps
- 露光時間:900 µs
映像 ②
- 解像度:600×800ピクセル
- 視野:12.6×16.8 mm
- 撮影速度:24,000 fps
- 露光時間:32 µs
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