銅の平角線の曲げ試験
銅の平角線を曲げた際のひずみ計測をハイスピードカメラで行いました。
金属に力を加えると、その衝撃で変形します。この際に生じるひずみは金属を加工する際の懸念すべき点の一つです。そこで、ハイスピードカメラとMercuryによるデジタル画像相関法（Digital Imaging Correlation; DIC）を組み合わせることよってひずみ分布の可視化をすることで、加工不良を減らすことにつながります。
今回の事例では、幅約 4 mm の銅の平角線を上からハンマーで叩くことで曲げた際のひずみを計測しました。解析結果から、平角線が曲がる点（作用点）以外にも、ハンマーで叩かれた点（力点）の裏側にもひずみが生じていることが確認されました。
変形する瞬間や破断する瞬間のひずみ計測はハイスピードカメラと DIC を組み合わせることで、可視化することができます。詳細な情報やデモンストレーションのご相談など、お気軽にお問い合わせください。
使用機材
撮影条件
- 解像度:：1280×800 pix
- 撮影速度：2,000 fps
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