ハイスピードカメラ Phantom VEOシリーズ

125ｍｍ立方（Lモデル）の小型ボディーに、最新のテクノロジーを搭載したオールインワンモデルです。
カメラ本体重量も2.3kg（Lモデル）と非常に軽量で、設置場所を選ばず、顕微鏡や装置組み込み、ロボットアームに搭載しての撮影等、今まで困難だった撮影を可能にします。
また、Phantom VEOは堅牢性にも優れ、通常モデルは30G、メカニカルシャッタ非搭載モデルは100Gの耐衝撃性を有します。衝突・落下試験や、振動試験等、過酷な撮影状況にも対応します。

VEOシリーズは、オプションの10Gbイーサネット高速インターフェースの使用により、ハイスピード撮影で問題になる、画像の転送時間を大幅に削減することができます。従来の１Gbイーサネット経由での転送に比べ、 約10倍の速さでデータ転送が可能です。 2GBの画像データを約10秒でPCに保存します。
※E-310 E-340を除く

4つのピクセルを1つのピクセルとして扱う「ハードウェアビニングモード」が選択可能です。
ビニングモードでは、感度、撮影速度が向上します。
また、通常モードでは撮影速度を20万fpsなど非常に高く設定する場合1,280 × 128ピクセルのような細長しか設定ができませんが、ビニングモードであれば640 ×384ピクセルのような使い勝手の良い解像度が選択できます。
これにより、高速実験のサイズと形状に合った解像度を自由に選択できるようになりました。

標準でHDMI・SDI映像出力に対応し、ライブ映像や、再生映像を外部モニタに表示可能です。大型TVやPCモニタに映像を出力でき、大人数での画像確認が容易に行えます。
モデルはオンカメラコントロールに対応し、小型モニタをカメラに取り付ければ、カメラ本体のボタンで各種設定が可能です。完全PCレスでのハイスピード撮影が可能になり、撮影の機動力が向上します。
また、安全管理上カメラとPCを離れて設置しなければならないような試験でも、ピント合わせや画角調整の為に、PCを移動しなくてもモニタでの調整が容易に行えます。