溶接中シールドガス可視化システム Shield View
溶接中シールドガス可視化システム Shield View
Shield Viewは、溶接中にシールドガスを可視化できるシステムです。
シールドガスは、肉眼や通常のカメラで捉えることができません。本システムは、シュリーレン法を使い、ガスの流れや熱による溶接場のガス流れを捉える事ができる唯一のシステムです。
カトウ光研株式会社製
特徴
溶接中にもガスの流れが計測可能
溶接中のアークやプラズマの強発光を抑えた、ガスの流れの可視化が可能になります。
アルゴンガスなど空気との密度差が少ないガスでも鮮明に流れを捉える事ができます。
シールドガスによる不具合を可視化する
溶接中のガスの流れが可視化できる事で、今まで分からなかった、加工点付近のガス流量やシールド効果を直接確認する事ができます。
シールド不足による、ブローホールの発生や酸化といった品質不良はもちろん、溶接を安定させることで、スパッタの低減につながります。
可視化画像の例
可視化画像の例
動画事例
炭酸ガス溶接中のシールドガス可視化
シールドに炭酸ガスを用いている為、ガスの陰影を鮮明に捉える事ができます。
アーク発光を抑え、シールードガスの流れを常に分かりやすく観る事ができます。
スパッタの発生も確実に捉える事ができますので、スパッタ発生前の状態から不具合の原因を探る事ができます。
レーザー溶接中のシールドガス可視化
レーザー溶接ではシールドガスにアルゴンガスを用いる為、ガスの陰影が出にくくなりますが、専用設計された光学系を用いる事で捉える事が可能となっております。
システム構成
溶接中シールドガス可視化システム Shield View
光の屈折でガスの流れている部分を可視化する「シュリーレン法」のための光学系です。
溶接中でも可視化できるように設計されており、鮮明な流れ可視化を実現します。
光学系へのスパッタ付着を防ぐため、保護ガラスのオプションがあります。
ハイスピードカメラPhantom
ガスの流速が早い場合、数千~数万fpsで撮影可能なハイスピードカメラが必要です。
シールドガス可視化では濃淡を広い階調で撮影する必要があり、ダイナミックレンジが広く、暗部ノイズが少ない「Phantom VEO 1310」がとくにおすすめです。
流体解析ソフトウェア
ガスの流速が早い場合、数千~数万fpsで撮影可能なハイスピードカメラが必要です。
シールドガス可視化では濃淡を広い階調で撮影する必要があり、ダイナミックレンジが広く、暗部ノイズが少ない「Phantom VEO 1310」がとくにおすすめです。
寸法・設置イメージ
観測空間300mmの中に溶接現象を挟むように設置します。ミラーベースを設置することで、観測空間を広げることも可能です。
製品主仕様
型番 | サイズ(W×D×H) 突起部・反射ミラーを除く |
観測有効径 | 観測空間部(開口時の長さ) | 重量 |
Shield View | 500mm×300mm×319mm | 100mm | 300mm *シャフトを外しミラーベースで 観測空間拡張可能 |
約24kg |
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