競技かるたとは
競技かるたとは、世間で一般的に知られている小倉百人一首を使用した「畳のスポーツ」と呼ばれている競技で、映画『ちはやふる』でも有名です。
一般的なルールとして、百人一首の半数である50枚を25枚ずつ、それぞれ自陣と敵陣に並べ、自陣の札がなくなった方の勝利となります。
さらなる詳細なルールに関しては全日本かるた協会のホームページをご参照ください。はじめての競技かるた | 全日本かるた協会
今回の撮影について
今回の撮影では、札を取る瞬間の手の動きや札の動きにフォーカスしました。
今回は右利きの選手の撮影のため、左右の位置にある札を撮影することにより、右側の札は指先よりも右ひじや右肩が外側に出ていることが分かります。
使用したカメラはVEO1310カラーで、その解像度は1,280 × 960 ピクセル、撮影速度は2,000 fps、露光時間は 100usとなっています。
加えて、スマートフォンでも撮影を行うことで、実際の映像とスロー映像を比較しています。
ハイスピードカメラで何が見えるのか
ハイスピードカメラを使用することにより、普段なかなか見ることができない、「札のどの部分をどの指で触れているのか」を正確に撮影することができます。
今回は、中指や薬指の指先で札を直接触っていることが分かりました。
他にも映っている選手は小柄な女性のため、遠い位置にある敵陣右下段は札の上部に指先が触れていることが分かります。
公式のハイレベルな試合でも、選手や審判による人間の目で取れたかどうか判断するため、ハイスピードカメラでの撮影により正確な札の取得風景が明らかになります。