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泡だて器で発生するキャビテーションをハイスピードカメラで可視化

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泡だて器で発生するキャビテーションをハイスピードカメラで可視化

事例概要:泡だて器で発生するキャビテーションの可視化

キャビテーション現象とその可視化

水中で泡だて器を高速で回転させると、液体の中に一瞬だけ小さな気泡が現れては消える現象が発生します。

これは「キャビテーション」と呼ばれる現象で、通常のカメラでは速くて観察できません。

本事例ではハイスピードカメラを用い、この目に見えない現象を高解像度で撮影。

水中の衝撃的な「真空の爆発」を可視化しました。

キャビテーションの発生原理とハイスピード撮影

泡だて器を高速で回転させると、水の局所的な圧力が急激に低下し、沸点以下でも水が気化して微小な気泡が発生します。

この「真空泡」は、数ミリ秒の間だけ存在し、急激に潰れて消滅します。

ハイスピード映像では、泡が突如現れては消える瞬間を明瞭に捉えることができました。

本事例の意義とハイスピードカメラの可能性

この撮影事例は、日常的な器具を使って極めて専門的な現象を可視化できる好例です。

キャビテーションは船のプロペラやポンプ、医療用超音波機器などでも重要な現象であり、本事例はその教育・研究用途にも応用可能です。

特に可視化が困難な流体現象において、ハイスピードカメラが持つ強力な観察ツールとしての可能性が改めて実証されました。

使用機材

撮影条件

  • 解像度:1,536 x 832ピクセル
  • 撮影速度:12,176fps

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