顕微鏡下における金属粒子の飛翔の温度計測
顕微鏡にカラーハイスピードカメラを取り付け、金属粒子の飛翔を撮影しました。
ハイスピードカメラPhantomは低ノイズ・高画質なため、輝度が限られる顕微鏡での撮影でも明るく撮影できます。
撮影した画像を、2色式熱画像計測システムThermera-Phantom Editionで解析しました。
粒子の内側、外側の温度分布がはっきりと計測できています。
温度計測について
飛翔する金属粒子の温度分布を計測する目的で撮影を行いました。
ハイスピードカメラの画像から飛翔する粒子の様子が鮮明にとらえられています。
温度分布の画像については、画面左が撮影画像、右が温度分布で、拡大して表示しています。
飛翔する粒子の先方から後方にいくに従って、温度が高くなっていることがわかります。
他の粒子についても、同様の分布となりました。
2色式の利点
通常のサーモビューワでは撮影速度が足りず、放射率やガラス越しなどの都合から温度計測は非常に困難です。
Thermera-Phantom Editionは、ガラス越しで計測可能かつ放射率補正不要のため、被写体の特性(放射率)がわからずとも温度計測可能です。
顕微鏡下で高速現象を温度計測するには、ハイスピードカメラと2色式熱画像計測システムThermera-Phantom Editionが有効です。
そのため未知の金属粒子の性質解明に役立ちます。
使用機材
撮影条件
- 画素数:512×512ピクセル
- 撮影速度:11,000fps
- 露光時間:50μ秒
金属粒子の可視化・解析はノビテックにお任せください。
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