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モーションキャプチャによる建造物振動の可視化と比較

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モーションキャプチャによる建造物振動の可視化と比較

建物の耐震実験では、揺れの強さを変えながら、建物の動きを計測し、見えるようにすることが重要です。この事例では、建物の模型を使い、揺れの速さ(周波数)を変えて実験しました。そのときの違いを、VENUS3D Rの「データ重ね合わせ機能」を使って分析しています。

また、VENUS3D Rには、揺れを起こす装置(加振機)の動きだけを取り除く機能もあります。これにより、建物そのものの揺れやズレ(変位)だけを正確に知ることができます。

この動画では、揺れの速さと大きさによって、建物のズレ(変位)と傾き(回転角)がどう変わるかを見えるようにしました。P1(黄色)は揺れが小さい場合、P2(青色)は揺れが大きい場合の動きの量を示しています。特に、建物の上の階の動きと傾きの変化を分析したところ、揺れが大きく、速くなるほど、上の階の揺れや傾きも大きくなることが確認できました。

これは、高層ビルがもともと持っている揺れやすい周期(固有周期)と、地震の揺れの周期が一致することで、揺れが増幅される共振が起きやすくなるためと考えられます。

このようにVENUS3D Rを使えば、揺れを比べる実験の結果を、誰にでも分かりやすく見せることができます。

使用機材

撮影条件

  • 撮影速度:120Hz
  • 使用カメラ台数:4台
  • 解像度:1280×1024
  • 計測空間:高さ0.3m×幅0.5m×奥行0.4m
  • 使用マーカサイズ:6.4㎜

3次元動作の計測・解析はノビテックにお任せください。

ノビテックでは、3次元の動きを見える化・分析するのに最適な機材やソフトウェアを扱っています。
画像計測の専門知識を持つスタッフが丁寧に対応しますので、ぜひお気軽にご相談ください。



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