歯車の嚙み合わせ挙動の撮影

電気モータによる歯車の回転、噛み合わせの挙動を撮影しました。
カラーカメラでの撮影により、2色の歯車の嚙み合わせの様子が確認できます。
視野約20mmと狭い視野でも拡大レンズにより拡大ができ、歯車の歯と歯の挙動が捉えられています。
歯車の嚙み合わせのずれによる摩耗や損傷により、製品不良や製品寿命の低下が起こります。
そのような不具合を低減させるために、現象を可視化するメリットがあげられます。
本事例では、高解像度のカメラを使用して撮影を行い、それぞれの歯の挙動が鮮明に捉えることができました。
使用機材
- ハイスピードカメラPhantom T1340(カラー)
- 高輝度LED照明
撮影条件
- 解像度:2,048x1,952ピクセル
- 撮影速度:1000コマ/秒
- 露光時間:500µ秒
回転体の撮影条件の決め方
回転体の撮影において、対象の回転数が分かっている場合、以下の計算により撮影速度の算出が可能です。
撮影速度(fps:コマ/秒)=被写体の回転数(rps)×360÷フレーム間の移動量(度)
例えば、被写体の回転数が50rpsの現象をフレーム間の移動量3度おきに撮影したい場合は
50(rps) x 360 ÷ 3(度) = 6,000(fps:コマ/秒)
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