1. HOME
  2. メディア
  3. ハイスピードカメラ ハイスピードカメラ-計測事例
  4. ディーゼル燃焼のOH発光可視化

ディーゼル燃焼のOH発光可視化

  • LINEで送る
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
ディーゼル燃焼のOH発光可視化

事例概要

背景と課題

ディーゼルエンジンは、トラックやバス、船舶等大型の乗り物、建設機械に搭載されています。
その燃焼方法は、燃料を空気と混合させずに圧縮によって加熱し、その後燃料を噴射して着火させます。

燃焼効率を測る手法として、波長309nmのOH発光強度の観察が用いられます。

しかし、通常のモノクロハイスピード撮影では309nmに波長感度がなく、OH発光を確認できません。

解決策と成果

UVに波長感度のあるUVハイスピードカメラと310nmのバンドパスフィルタを用いることで燃焼のOH発光を可視化することができます。

本事例では、ディーゼルエンジンの燃焼行程において、UVハイスピードカメラと310nmのバンドパスフィルタを用いて、OH発光強度の観察を行いました。

従来撮影できなかった、OH発光強度が20,000 fpsで鮮明に撮影できています。

まとめとご案内

UV領域に波長感度を持つハイスピードカメラはPhantomシリーズだけです。
ぜひ一度お試しください。

ご協力

本事例は、海洋技術安全研究所のご協力により撮影されたものです。

海洋技術安全研究所では、国内最大級の船舶用大型可視化エンジンを所有しており、ディーゼル・水素など様々な燃料における可視化試験を行うことが可能です。

使用機材

撮影条件

  • 解像度:1,280×800 ピクセル
  • 撮影速度:20,000 fps
  • 露光時間:49 μs

高速現象の可視化・解析はノビテックにお任せください。

ノビテックでは、高速現象の可視化・解析に最適な動作計測機器、ソフトウェアを取り扱っています。
画像計測ノウハウを持ったスタッフに、ぜひお気軽にご相談ください。



  • LINEで送る
  • このエントリーをはてなブックマークに追加