水素とアンモニアの混合気の燃焼をUVハイスピードカメラで撮影

画像提供:九州大学 オカフォー先生
水素やアンモニアは、燃焼時に炭素が関与せず、カーボンニュートラルな、クリーンエネルギーです。
従来の火力発電はCO2排出量が多いのにも関わらず、日本の電力の約70%が火力発電に依存しています。
今回の研究では、水素とアンモニアの混合気の燃焼状態を観察することで、燃焼の効率化を図り、未来のカーボンニュートラルな発電を実用化を目的としています。
水素・アンモニア水素燃焼のデメリットとして、NOxの発生が挙げられます。NOxの低減を図ることがよりクリーンなエネルギーを生むことが出来ます。
NOxの発生は310nm波長域における発光と密接な関係があることが分かっており、UV波長域である310nmで、どのような燃焼状態が起こっているのかを可視化することが重要です。
従来のUV領域の可視化はI.I.(イメージインテンシファイア)を必要とするため、容易ではありません。
今回、水素とアンモニアの混合気の燃焼状態をI.I.無しで310nmのバンドパスフィルタを用いてPhantom T3610-UVで撮影しました。
UVハイスピードカメラは通常のハイスピードカメラの波長感度に加え、300nm~400nmの波長感度もありますので、取り扱いの難しいI.I.を使うことなく、UV領域の撮影が可能です。
UV Phantomは、紫外から近赤外の波長をカメラ1台でカバーできます。
ぜひお試しください。
使用機材
撮影条件
- 画素数:1280x800
- 撮影速度:500fps
- 露光時間:1.99m秒
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