落石防護柵への自由落下による重錘衝突実験の撮影
山沿いの道によく設置されている、落石防護柵の性能評価実験を撮影を行いました。
画像提供:ベルテクス株式会社
落石防護柵への重錘による落下実験をハイスピードカメラPhantom T1340カラーを使って2000fpsで撮影しました。
質量1.85トンの重錘を高さ32.5メートルから落下させたときの様子を撮影しています。
高さ32.5メートルはマンションに換算すると10階相当の高さとなり、その時の重錘の落下速度は25m/sにもなります。
落錘の衝撃をネットが吸収し、たわむ様子やフレームの支柱が破断する様子や切断されたワイヤーの動きなどを鮮明に捉えることができています。
鮮明さが際立つこの映像は、T1340が持つ超低ノイズ・高ダイナミックレンジを実現するCDS(Correlated Double Sampling)機能によって実現しています。
この機能は撮像1枚ごとにバックグラウンドノイズを除去する技術で、Phantom独自の強みです。
使用機材
設置条件
見上げるような形で設置しました。
日光下かつ照明が使用できない大規模空間ですが、Phantom T1340は感度が高いため、非常に美しい映像が撮影できました。
曇りの場合は輝度が大幅に下がりますが、高感度モデルであれば安心です。
実際、Phantomシリーズは防衛関係の撮影のため屋外で使用されることも多く、照度を確保できない場合も想定した性能設計がなされています。
撮影条件
- 解像度:1,920×1,080ピクセル
- 撮影速度:2,000fps
- 露光時間:200μs
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