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ヒーターの温度計測事例

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ヒーターの温度計測事例

二色式温度計測システムThermeraによる、ヒーター温度の計測事例

  

二色式温度計測システムThermeraを用いて通電式のヒーターの温度計測を行いました。温度計測範囲を指定してリアルタイムモニタリングができます。温度範囲が事前に指定した値を下回ったり上回ったりした場合に、アラートを出すなどのカスタマイズも可能です。

ヒーター温度の計測 Thermera

レーザー加工の温度計測について

ヒーターは、加工中に液体や金属を加熱する際に用いられます。入熱ムラをなくすためには、ヒーターが均一に温まっていることが必要になり、正しく温度管理が出来ていないと、熱が入っている部分と入っていない部分で金属組織の違いが出てしまい、品質にばらつきが出てしまいます。

ヒーターの温度のモニタリングについて

一般的なサーモグラフィーを使用すると、距離によって放射率が変わるため、出来る限りワークに対して正対させて撮影する必要があります。そのため、丸みを帯びた物体や斜めでの撮影には向いていません。

機材セッティング

2色式温度計測カメラ Thermera-NIR2を被写体に直接向けて撮影しています。ガラス越し、斜め向きの撮影でも正しい温度を計測することができます。

使用機材

二色式温度計測システム Thermera-seenU

Thermera

撮影条件

・計測温度域:500~900℃

結果説明

ヒーター温度の計測

ヒーターを撮影し、指定位置の温度分布を表示しています。2色法を用いた温度計測では、角度、材質、表面性状などによらず温度が正しく測定できることが特徴です。そのため、カメラ位置が変わったり、逆にワークの位置が変わったりしても正しい温度を計測することができます。今までの一般的なサーモグラフィーを使用していてガラス越しや角度の問題から困っていた方に最適の温度計測手法になっています。距離が遠くなっても計測精度に影響がないため、近くにカメラを設置することが出来ないほど高温の現場であっても導入できることがメリットです。その際には焦点距離が長いニコンFマウントレンズを使用することで遠くから撮影を行います。通常のカメラと同じように三脚に立てて被写体の向きに合わせるだけで温度計測ができるため、特別な知識も必要なく誰でも扱えます。また温度監視のセンサーのように使用する事もでき、その際には一定温度を下回った時にアラートを出し、パトランプを回すなどのシステムを構築することもできます。

2色法に関する詳しい原理解説は、以下のリンクを参照ください。
Thermera 2色式ページリンク https://www.nobby-tech.co.jp/measure/thermera/technique.html

ノビテックでは溶接の可視化や温度計測に適したカメラのラインナップ各種を取り揃えております。各種デモやオンラインでのご相談も承っておりますので、こちらよりお気軽にご相談ください。

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