カラーカメラとLED照明による溶接の可視化

975nmダイオードレーザー溶接の可視化
アルミ材を使用した6kW 975nmダイオードレーザーによるフィラー挿入肉盛溶接の可視化映像です。
溶融部と母材のどちらも鮮明に可視化できています。
ハイテン剤(高張力銅)を使用した6kW 1060nmダイオードレーザによるフィラー挿入肉盛り溶接映像です。
溶融部にクローズアップして可視化しています。
高解像度による鮮明な可視化と、カラー可視化によるヒューム、溶融部の状態確認ができています。
使用機材
- ハイスピードカメラ Phantom T1340
- 高輝度LED照明
撮影条件
モノクロとカラーによる可視化の違い
従来、溶接の可視化はバンドパスフィルタを用いて、アーク光やヒューム光をカットし、フィルタに入る光をもちいて可視化を行っていました。
その為、取得できる画像は単波長であり、モノクロ画像に限定されていました。
ハイスピードカメラPhantom T1340はハイダイナミックレンジ仕様のため、溶融金属(発光部分)と周辺部の明確な画像表現が可能です。
またCDS(相関2重サンプル)機能を有し、取得映像1枚ごとに画像補正をかけるため、溶融金属に伴う熱揺らぎの影響を低減されます。
それにより、モノクロ画像では確認することができなかった溶融部分と凝固部分の境目の確認、プルーム(火炎)の状態を観察できます。
レーザー溶接可視化はご相談ください
ノビテックでは、本記事のようにレーザー溶接の可視化手法を多く有しています。
穴あきや溶接不良など、様々な課題を可視化によって解決しますので、まずはお気軽にご相談ください。