UVハイスピードカメラによる放電撮影比較
兵庫県立大学 岡先生提供
水中における放電は、水中に溶解した難分解性有機化合物の処理に有効とされ、水処理,殺菌,プラズマ医療の応用が注目されています。
そこでOHラジカルの可視化が重要とされますが、波長310nmにおけるOHラジカルの可視化はI.I(イメージインテンシファイア)を必要とするため、容易ではありません。
今回、電極間での放電現象をPhantom T361-UVで撮影しました。
フィルタなしの撮影とOH発光を見るための310nmバンドパスフィルタを入れての撮影を行いました。
通常の撮影ですと幅広い波長にわたるため明るく撮影できますが、310nmバンドパスフィルタを入れると可視化は困難です。
今回40万fpsという高いフレームレートで、310nm波長におけるOHラジカル可視化にI.Iなしで初めて成功しました。
UVハイスピードカメラは通常のハイスピードカメラの波長感度に加え、300nm~400nmの波長感度もありますので、紫外から近赤外の波長をカメラ1台でカバーできます。
ぜひお試しください。
使用機材
撮影条件
- 画素数:256x128
- 撮影速度:400,000fps
- 露光時間:2.2μ秒
- ビニングモード
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