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プラズマ挙動の可視化

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プラズマ挙動の可視化

ハイスピードカメラ Phantom v2512 によるプラズマ挙動の可視化

  

トカマク装置内のプラズマ発光の様子をハイスピードカメラPhantom v2512を用いて撮影しました。プラズマが上下にずれて着火し、真空容器中心で拡がり、表面が星型の様に乱れて回転している様子が観察できます。また、最後にプラズマ断面が小さく消えていく位置も微妙なコイル電流の違いで放電毎に違いが確認できました。

高速度カメラV2512

トカマク装置とは

トカマク装置とは、高温核融合炉の実現に向けた技術のひとつで、超高音プラズマを閉じ込める磁気閉じ込め方式のひとつであり、核融合炉に最も有力とされる方式のひとつでもあります。

本事例では、トカマク装置内のプラズマ発光の様子をハイスピードカメラPhantom v2512を用いて撮影を行いました。装置全体のプラズマの様子を捉えられています。プラズマの着火の様子や、装置内での拡がり方、表面の回転している様子が観察できました。また、プラズマ断面が消えていく位置の違いが、コイルの電流の違いで放電毎に確認できました。

プラズマ現象は、高速現象であり、撮影速度が必要になります。本事例で用いたハイスピードカメラPhantom v2512は、高解像で高い撮影速度(画素数1280x800ピクセル時に撮影速度25,000コマ/秒)での撮影が可能です。高解像で撮影ができることにより、高画質な画像が取得できます。そのため、ひとつひとつの小さな現象の詳細な部分まで、可視化し、より鮮明な解析、研究につなげることができます。

今回は、弊社取り扱いのハイスピードカメラPhantom v2512を用いたトカマク装置内のプラズマ発光の様子を撮影した動画を紹介します。

使用機材

ハイスピードカメラ Phantom v2512 カラー

ハイスピードカメラPhantomv2512

撮影条件

・画像数:1,280 x 800ピクセル
・撮影速度:25,000コマ/秒
・ 露光時間:39μ秒

結果説明

 

画像提供:東京工業大学 科学技術創成研究院 先導原子力研究所 飯尾俊二教授

トカマク装置内のプラズマ発光の様子をハイスピードカメラPhantom v2512を用いて撮影しました。プラズマが上下にずれて着火し、真空容器中心で拡がり、表面が星型の様に乱れて回転している様子が観察できます。また、最後にプラズマ断面が小さく消えていく位置も微妙なコイル電流の違いで放電毎に違いが確認できました。ハイスピードカメラPhantom v2512の高感度及び高画質が活かされた画像になります。

ノビテックではプラズマの可視化に適したハイスピードカメラのラインナップ各種を取り揃えております。各種デモやオンラインでのご相談も承っておりますので、こちらよりお気軽にご相談ください。

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