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金属片クラックの可視化

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金属片クラックの可視化

超高速度ビデオカメラKirana(キラナ)による金属片クラックの可視化

  

金属片クラックを、超高速度ビデオカメラKiranaを用いて可視化しました。金属板を圧縮した際の亀裂の伸展を5百万コマ/秒で可視化しています。今回の撮影では、8mm角の金属板の画像中央に向かって、徐々に伸展している様子が捉えられます。

高速度カメラPhantomVEO

ガラスや金属片の疲労試験や破壊試験

ガラスや金属片の疲労試験や破壊試験では、ガラス片や金属片の飛び散りだけでなく、クラックと呼ばれる亀裂やひび割れの現象が起こります。このクラックは、乾燥や経年劣化などが原因で構造物の外壁や内壁、基礎部分にも発生します。疲労試験等では、どのタイミングで進展が起きるか、どこからどのように進展が発生するか不明なこともあるなかで、可視化を行い、製品評価や素材比較が行われています。

本事例では、金属板を圧縮した際の亀裂の伸展の様子を撮影しました。 金属板の画面中央に向かって、徐々に伸展していく様子が捉えられています。今回の撮影では、亀裂の伸展が板のどの部分で発生するかが不明でしたが、細部まで可視化できています。このような金属板やガラスの伸展は非常に速い現象で、細部まで可視化するためには、高解像度で高速度撮影が可能な製品が求められます。

今回の撮影で用いた超高速度ビデオカメラKiranaは、撮影速度に関わらず、画素数924x768ピクセルでの撮影が可能です。また、最高撮影速度も500万コマ/秒と非常に高速で撮影ができます。本事例の様に、亀裂の伸展がどこで発生するかが不明な時でも、高解像度で撮影することで、広範囲を細部まで鮮明に可視化することが出来ます。また、亀裂の伸展だけでなく、亀裂の始まる瞬間など、より高速現象の可視化についても、この超高速度ビデオカメラKiranaも用いれば可視化できる可能性があります。

今回は、弊社取り扱いの超高速度ビデオカメラKiranaを用いた金属板を圧縮した際の亀裂の伸展の様子を撮影した動画を紹介します。

使用機材

超高速度ビデオカメラKirana

ハイスピードカメラKirana

撮影条件

・画素数:924x768ピクセル
・撮影速度:5,000,000コマ/秒

結果説明

撮影協力:東京大学 榎研究室

金属片クラックを、超高速度ビデオカメラKiranaを用いて可視化しました。金属板を圧縮した際の亀裂の伸展を5百万コマ/秒で可視化しています。今回の撮影では、8mm角の金属板の画像中央に向かって、徐々に伸展している様子が捉えられます。金属板のどの部分で伸展が起こるか不明でしたが、高解像度での超高速度撮影が可能なKiranaで撮影することで、細部まで鮮明に可視化することができました。

ノビテックでは金属片のクラックなどの超高速度現象に適したハイスピードカメラのラインナップ各種を取り揃えております。各種デモやオンラインでのご相談も承っておりますので、こちらよりお気軽にご相談ください。

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