ハイスピードカメラによる空気砲のPIV解析
空気砲のPIV解析映像
空気砲での気流の可視化を行いました。
空気の挙動はカメラでは見えませんので、トレーサと呼ばれる煙を散布します。
レーザシート光源を照射してトレーサ粒子に反射させることでハイスピードカメラで撮影できます。
レーザシート光源にはカメラの感度が高い赤色波長の連続光源を用いました。
通常撮影では暗かったため、カメラのゲインを8倍に上げましたが、誤ベクトルなくPIV解析ができています。
Phantom VEO 1310は高感度なだけでなく、CDS機能による超低ノイズを実現しているため、解析に非常に有効です。
使用機材
ハイスピードカメラ:PhantomVEO1310L モノクロモデル
照明:5W 赤色CWシートレーザ光源
撮影条件
- 解像度:1280×960ピクセル
- 撮影速度:10,000fps
- 露光時間:99μ秒
精度を高めてPIV解析するコツ
PIVは精度が大切な計測です。
以下では精度の高いPIV解析を行うコツを紹介します。
画像計測向けの低ノイズ、高解像度カメラを使用する
PIVでは画像相関法を用います。
ノイズのあるカメラだと、前後画像の相関が撮れず、真の現象とは違うベクトルが算出される可能性があります。
低ノイズを実現するCDS機能を有するPhantom VEO1310がお勧めです。
適切なトレーサ粒子について
現象や視野に応じて、適切なトレーサ粒子をご提案致します。
お気軽にご相談ください。
最適な設置をする
以下のページのようにカメラと照明の位置関係を調整します。
https://www.nobby-tech.co.jp/measure/software/piv.html
PIV計測に困ったら
ノビテックでは、PIVに最適な装置の提案から、計測請負まで行っています。
まずはお気軽にご相談ください。