本事例ではハイスピードカメラKT1640を用いたモノクロ撮影により、2本の平行な棒が振動しながら水面に侵入していく際の液滴跳ね上がり現象を詳細に可視化しました。モノクロ撮影を選択することで、高速で飛散する微細な液滴と背景とのコントラストを最大限に強調し、液滴の発生、成長、飛翔に至るまでの一連の挙動を鮮明に捉えることが可能となりました。
撮影のポイント
液滴形成の瞬間と初期挙動の観察
棒が水面に接触し、振動することで水面が変形し、そこから液滴が生成され、跳ね上がっていく瞬間をコマ送りで詳細に観察できました。
液滴の分裂・合体挙動の可視化
跳ね上がった液滴がさらに分裂したり、あるいは他の液滴と合体するなどの複雑な挙動を明確に捉え、現象の複雑性の考察が可能となりました。