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巻き線の巻取り挙動をハイスピードカメラで可視化

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巻き線の巻取り挙動をハイスピードカメラで可視化

製造工程における巻き線の課題

モーターやトランスの性能と信頼性は、内部の巻き線(コイル)の品質に大きく依存します。製造工程において、巻き線機は高速で動作するため、巻き線の張力(テンション)の変動や配線の乱れといった問題が発生することがあります。特に、巻き始めや巻き終わり、特定の速度域で生じる巻き線の「跳ね」や「たるみ」は、製品の品質不良や断線に直結する深刻な課題です。

しかし、これらの現象は極めて高速で発生するため、人の目や一般的な速度のカメラでは現象を正確に捉えることができず、残像として確認できるのみでした。そのため、現象の観察に基づく根本的な原因の特定は困難でした。

ハイスピードカメラPhantomの導入と効果

そこで、この課題を解決するためにハイスピードカメラ「Phantom」を導入し、巻き線機の動作を撮影しました。本事例では、撮影速度を1,000fps(フレーム/秒)に設定し、高速で動く巻き線の挙動を詳細に記録しました。

このように、ハイスピードカメラは単に高速現象を映像として記録するだけでなく、製造プロセスのブラックボックスとなっている部分を解明し、データに基づいた客観的な改善策を導き出すための強力な分析ツールです。

使用機材

撮影条件

  • 撮影速度::1,000 fps
  • 解像度:1,280 × 800 pixel

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