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基盤へのねじ取り付け時における指の動作解析

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基盤へのねじ取り付け時における指の動作解析

基盤へのねじ取り付けのような精密な組み立て工程では、作業者の指の微細な動作が作業品質や効率を左右します。これらの動作は属人化しやすく、定量的なデータ化が困難であるため、技能伝承やロボットティーチングへの応用が課題となっています。

モーションキャプチャシステムは、こうした指の複雑な動きを3次元座標データとして高精度に計測する手段を提供します。

計測方法

本事例では、光学式モーションキャプチャシステム(PrimeX13)とフィンガーモーションキャプチャ(ストレッチセンサ)を同期させ、ねじ取り付け作業における手の位置と、各指の細かい曲げ伸ばし動作を同時に計測しました。

計測結果と分析

計測されたデータは、まずMotiveソフトウェアによって3Dアニメーションとして可視化され、作業中の手の軌跡や指の動作を直感的に把握できます。

さらに、3次元動作解析ソフトウェアVENUS3D Rは、これらのデータを基に詳細な定量的分析を可能にします。一例として、ねじを回す際の「右手人差し指の角度変化量」を時系列データとして抽出し、グラフ化します。VENUS3D Rは、このように計測データから特定の動作パラメータ(角度、角速度、位置座標など)を容易に算出し、分析する機能を有しています。

効果と優位性

このアプローチにより、熟練者と非熟練者の動作特性を定量的に比較し、効率的な作業手順の標準化や、ロボットへの高度な動作教示に応用することが可能となります。

使用機材

撮影条件

  • 撮影速度:120Hz
  • 使用カメラ台数:6台
  • 解像度:1280×1024
  • 計測空間:30cm×30cm×30cm

3次元動作の計測・解析はノビテックにお任せください。

ノビテックでは、3次元動作の可視化・解析に最適な動作計測機器、ソフトウェアを取り扱っています。
画像計測ノウハウを持ったスタッフに、ぜひお気軽にご相談ください。



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