DICによるタイヤの非接触ひずみ解析

DICによるタイヤのひずみ解析事例
ハイスピードカメラ Phantom VEO 1310を用いて、走行時のタイヤを撮影し、DIC解析によってひずみを計測を行いました。
ひずみを計測する場合にひずみゲージがよく使用されますが、有線であるため、回転体につけると外れる、絡まるといった課題があります。
そこで、画像からひずみを算出するDICであれば、非接触で計測できるため課題を解決できます。
また、ひずみゲージが点で捉えるのに対して画像からひずみを算出することで面計測できるのも大きなメリットです。
走行中のタイヤは通常のビデオカメラでは捉えきれないため、本事例ではハイスピードカメラを使用しています。
本事例で使用したハイスピードカメラPhantom VEO 1310は小型かつ高性能であることから様々な研究開発、PIV・DICのような高精度が求められる解析撮影においても、最適なカメラになります。
使用機材
ハイスピードカメラ:Phantom VEO 1310
ひずみ解析ソフトウェア:StrainMaster
撮影条件
解像度:1,280x960ピクセル
撮影速度:10,000 コマ/秒
車速:40km/h