飛翔体の弾速計測
飛翔体(今回はエアガンによって発射されたBB弾)の初速度を、ハイスピードカメラPhantomを用いて計測しました。
BB弾の速度は一般的に弾速計という専用の計測器を用いる必要があります。
しかし、ハイスピードカメラPhantomを使用することで、速度計測専用の装置を使用することなく、撮影用のソフトウェア(Phantom Camera Control)内で速度を計測することが可能です。
加えて、コマ送りを使用することで、発射されているBB弾の挙動も同時に観察できます。
今回の計測では、エアガンから射出されたBB弾をハイスピードカメラで撮影し、画角内の移動距離と移動にかかった時間を計測することで、初速度を計算しました。
PPCの簡易計測機能を用いることで、2点間の距離・速度を算出し、この結果、使用したエアガンの初速度は 約60m/s であることがわかりました。
初速度とは? 初速度とは、物体が支え(今回はエアガン)から離れた瞬間の速度のことを指します。
初速度を知ることで、BB弾が飛んでいく際の挙動を事前に理解することができます。
使用機材
撮影条件
- 画素数:1280×360 ピクセル
- 撮影速度: 10,000 fps
- 露光時間: 4 μs
- 照明:メタルハイドランプ
- レンズ:35mm/F5.6
- 視野:BB弾の進行方向300mm
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