ガン治療のための音波感受性薬剤の気泡化のダイナミクス
DDS(ドラッグデリバリーシステム)の研究の一環で、レーザ着火による衝撃波を撮影しました。
レーザ着火をPCNDという特殊な溶液中で行うと、衝撃波が通る際に、がん細胞に見立てたものが気泡化していきます。
画面中央上段の枠の中でその様子が確認できます。
これがレーザ出力120mJ以上だと起こり、それ以下だと起きにくいということが高解像度が特長のkiranaで見ることで鮮明にとらえられました。
通常衝撃波のような圧力波は人の目では観察できないため、シュリーレン光学系により可視化しました。
また現象が速く、高速度カメラのシャッタ速度ではブレてしまうため、レーザ光源caviluxでパルス幅100ns(1千万分の1秒)で同期照射することで、現象をブレなく撮影できています。
撮影協力:東京大学 医用精密工学研究室 中川桂一先生
使用機材
- 超高速度ビデオカメラKirana
- cavilux Smart 200W
- UHSシステムシュリーレン(カトウ光研株式会社)
撮影条件
- 画素数:924x768ピクセル
- 撮影速度:100万fps
- 露光時間:1us
- Caviluxパルス幅:100ns
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