傘開閉時の骨組みの3次元変位計測
3次元モーションキャプチャシステムVENUS3D Rで傘が開閉した時の骨組みの挙動を計測しました。
傘の頂点及び骨組み部分に計測用マーカーを貼り付けました。
すべての骨組みを同時に計測しているため、全体挙動を一目で確認することが可能です。
本計測では、VENUS3DRにより、傘の頂点と骨組みの3次元位置を計測しました。
解析ソフトウェアVENUS3D Rのスティックピクチャ機能で、骨組み部分を表現しました。スティックピクチャは、取得した座標点を線で結ぶ機能です。
この機能を使用することで、ポリゴン表示もできるため、傘の表面が視覚的に分かりやすく描かれます。
また、2点間の距離の変化量をコンター表示することもできます。
ぱっと見は8方向で均一に色が変化しているように見えますが、よく見ると各部分で微妙にコンターの色が違うため、開閉具合に違いがあることがわかります。
このように、高精度な3次元計測システムVENUS3D Rを使うことで、人の目ではわからない細部の挙動や変位の違いを数字で確認することが可能となります。
使用機材
- カメラ:PrimeX13
- 解析ソフトウェア:VENUS3D R
撮影条件
- 撮影速度:120Hz
- 使用カメラ台数 :6台
- 解像度:1280×1024
- 計測空間:H1m×W1m×D1m
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