ハイスピードカメラ・画像計測機器のよくある質問
初めての方向け
ハイスピードカメラとはなんですか
ハイスピードカメラ(高速度カメラ)とは、高速現象の撮影に用いられる装置です。 通常のビデオカメラでは1秒間に30枚の画像を撮影しますが、ハイスピードカメラは1,000~数十万枚の高速撮影を行います。 ハイスピードカメラについての初心者向けに、「基礎用語や選び方を解説した記事」を掲載していますので、ぜひ一度ご覧ください。
ハイスピードカメラはCMや映画などの映像制作でも使用できますか?
はい、Phantomは映画やPV、CMなどでも利用されています。アクションシーンやしずる、科学現象のTV番組などで実績がございます。 映像制作に特化した4Kタイプはレンタルを行っておりますので、くわしくは「映像制作用ハイスピードカメラ Phantom」をご覧ください。
ハイスピードカメラPhantomが他社のハイスピードカメラと異なるポイントを教えてください
最新センサーを採用した高画質・高速撮影が可能な点と用途に合わせた多彩なラインナップが特徴です。 背景として、製造元のVisionResearch社は、アメリカの工業企業群「AMETEKグループ」の傘下企業です。 センサーの開発から設計、製造まで一貫してAMETEKグループの企業内で行われているため、お客様のご要望に沿った高いクオリティの製品を幅広く取り揃えることができます。
Phantomの論文での使用実績はありますか?
はい、国内外問わず、全世界で論文に使用されており、高い評価を得ています。Phantomを使用した論文は、Google Scholarなどで検索ください。
ハイスピードカメラでの撮影は難しいのでしょうか。
1時間程度レクチャーを受ければ誰でも撮影できるようになります。制御ソフトウェアPCCで制御でき、シンプルかつ操作しやすいUIです。
費用・導入(購入)に関する質問
ハイスピードカメラの選び方を教えてください。
撮影したい現象の速さ、視野など様々な情報から適切なハイスピードカメラの仕様を選定します。
ハイスピードカメラの選び方に関する記事がありますので、まずはそちらをご覧ください。
その他技術相談についても、お問合せフォームよりお気軽にご相談ください。
ハイスピードカメラを導入するまでの流れを教えてください。
まずはお客様の用途に合わせた機種を選定し、一度デモンストレーションで性能を評価いただきます。その後納得いただければ契約、導入の流れになります。
くわしくは「導入の流れ」ページをご覧ください。
購入前にまずはレンタルで試すことはできますか?
はい、可能です。1日単位からカメラ、レンズ、三脚、照明など撮影に必要な機材のレンタルが可能です。レンタルのくわしい内容は「レンタル」ページをご覧ください。
計測作業を依頼することはできますか?
はい、可能です。機材レンタルに加え、カメラ設置オペレーションとしてオペレーターを派遣し1日単位で計測作業を承っております。くわしくは「研究・開発向けハイスピードカメラレンタル」をご覧ください。
トレーニングや導入サポートには追加費用がかかりますか?
いいえ、導入時のトレーニング、サポートに費用は発生いたしません。
技術・仕様に関する質問
ハイスピードカメラで撮影するにはどのような機材が必要ですか?
ハイスピードカメラ、三脚、レンズ、制御用PCがかならず必要です。ノビテックではハイスピードカメラに適した各種オプションもご用意しています。クレーンを使った特殊撮影などもできますのでお問い合わせください。
撮影条件の決め方が知りたい
ハイスピードカメラは、撮影したい現象をどれだけのフレームレートで撮影するかで選ぶことが基本です。高速で動作する物体や回転体など、簡易的に計算例を掲載していますので、「ハイスピードカメラの使い方・活用テクニック」をご覧ください。
自社のソフトウェアでPhantomを制御できますか?
はい、SDKの用意がございます。C++またはPythonに対応しており、メーカーの提供しているSDK仕様書をもとに、お客様にてプログラムを作成いただけます。また、LabVIEW、MATLABのSDKもございます。
別のパソコンでも撮影データを見られますか?
はい、可能です。新しいパソコンへPCCをインストール頂ければ撮影データの閲覧編集が可能です。PCCのダウンロードは、製造元のWebページからダウンロードいただけます。インストール時に日本語を選択ください。
「PCCをダウンロード」
カラーとモノクロの違いはなんですか?
モノクロカメラはセンサーに直接入射光を取り込むことができるので明るくシャープに撮影できます。 一方、カラーカメラはイメージセンサーの表面に「ベイヤーフィルター」と呼ばれるR、G、Bのフィルターが配列されています。 そのため、取り込む光量の減衰が起き、モノクロよりも同条件では暗い映像になります。 さらに、近傍のピクセルの色情報を補完して、ひとつのピクセルのRGBの値を生成しているため、画像のシャープさが低下します。
販売終了したカメラの情報が知りたいです。
販売終了したカメラのデータシートはまとめて「ハイスピードカメラPhantom 販売終了品一覧」ページからダウンロードいただけます。また、当時の機材や仕様についてはお問い合わせください。
トラブルシューティング/サポート
カメラの保証期間はどれくらいですか?確認する方法はありますか?
保証は納品日から1年間有効です。保証書は納品時に製品のケースに同梱しておりますのでそちらをご確認ください。
アクセサリー類の追加購入はできますか?
はい、消耗品の追加購入や、お客様の要望に合わせた最適な機材もご提案いたします。
カメラの起動操作に関して不具合があります
カメラの起動操作の不具合に関してよくあるご質問を掲載した「トラブルシューティング」がございますのでご覧ください。それでも解決しない場合、お気軽に「お問い合わせ」ください。
レーザー照明CAVILUXについての質問
CAVILUXとはなんですか?特徴を教えてください
可視化用レーザー照明CAVILUX(キャビラックス)は、短パルス、高繰返し、高輝度、高出力の均一な照明用のダイオードレーザーです。干渉縞の出ない低コヒーレント設計、高輝度、均一な発光が特徴です。
最短パルス幅は10n秒、繰返し発光周波数は最高1MHzで、高速度カメラと同期しての使用が可能です。
CAVILUXと一般的なLEDなどの照明との違いはなんですか?
CAVILUXはカメラの周波数と同期しストロボ発光を行います。一般的なLEDなどの照明は連続光照明とも呼ばれ連続的に光を出し続け被写体を照らします。
どのような撮影を行うときに使用しますか?
衝撃波やインクジェット、噴霧など高速な現象をブレなく撮影したい場合に使用します。
波長640nm、810nmと単一波長となりますので、バンドパスなどを用いて波長を限定し、溶接や燃焼など強い発光を伴う現象を可視化する際にも使用します。
レーザー光を分岐させることはできますか?
別途、二分岐光学系など特殊な光学系を作成することで可能になります。詳しくはお問い合わせください。
取扱い上の注意を教えてください
レーザークラス3B~4を使用しておりますので、レーザー管理区域、保護グラスの着用をお願いいたします。
CAVILUXを使用する際には、特別な光学系が必要ですか?
必要ありません。CAVILUXには制御BOXとレーザー発振器、ライトガイドが付属しておりますので特別な光学系を用意することなくご使用頂けます。
どのように操作しますか?
WindowsソフトまたはCAVILUXの物理コントローラーで発光の開始を制御します。また、BNCで信号を受け取ることで発光開始の操作が可能です。
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