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地上配備型防空・対UASレーダー XENTA

XENTAは、X帯FMCWの3Dデジタルアレイドップラー式ドローン探知レーダ装置です。
距離の離れたマイクロドローン等の小さな飛翔体を探知し、追尾することができます。
雨などの気候、鳥や砂と海などの環境によるクラッタの中でも、高度な処理により監視・追尾データを取得することが可能です。

製造元:Weibel Scientific社(デンマーク)

製品ラインナップ

XENTAは、空港監視用のXENTA-Cと、短距離防空、地上配備防空用のXENTA-Mシリーズの2つの種類があります。

製品ラインナップの画像

XENTA技術の特徴

XENTA技術の特徴の画像
  • レーダ受信機で8×60度の全領域を瞬時に探索
  • デジタルアレイ技術により、従来のペンシルビーム-AESA技術に比べ、ターゲット照射時間を10分の1以下に短縮
  • 複数の受信ビームによる連続的なターゲット検出が可能
  • デジタル信号処理の強化
  • ノイズ・クラッタ除去の強化

XENTA-Mについて

XENTA-Mについての画像

XENTA-Mは戦闘機、RAM、ミサイルなどの高速な移動体からドローンなどの低速かつ小型の飛翔体などのあらゆる種類の空中の脅威を検知・追尾できるMIL規格の SHORAD(短距離防空)専用レーダです。
高度なFMCW/CW 利用とを高効率のクラッタ抑制と掛け合わせ、プロペラ機などのマイクロドップラー信号を長距離から捕捉・追尾し、確実な早期分類が可能です。

XENTA-M シリーズは 360 度全方位監視と高精度な 3 次元追尾を組み合わせ、ミサイル交戦などの状況に対応できます。
Stop-and-Stare処理により、監視モードで飛翔体を捕捉し、ロックオンし、高精度な追尾します。
これはアンテナの回転と微調整を行う高度な駆動システムによって実現します。

XENTA-Mの検知・追尾能力

XENTA-Mの検知・追尾能力の画像

検知対象

  • 一般的な固定翼機(小型・大型)
  • ジェット機
  • ロケット砲、大砲、迫撃砲(RAM)
  • ミサイル
  • 高速ミサイル(HARM)
  • ヘリコプター
  • UAV/ドローン
XENTA-Mの検知・追尾能力の画像

センサー性能

追尾対象により、検知可能距離は動的に調整されます。最大70kmまでの飛翔体に対応し、探知機能を自動調整します。

例:70km離れた飛翔体でも、システムが自動的に探知機能を最適化し、確実な追尾を実現します。

XENTAの主な特徴

高度な追尾・監視能力

  • 360度全方位監視と高精度な3次元追尾
  • アンテナの回転と微調整による高度な駆動システムにより、監視モードとStop-and-Stareモードの動的切替による高精密追尾を実現

信号処理技術

  • X帯3Dデジタルアレイ合成ビームフォーミング技術の採用
  • 極めて低い誤認識率を実現するクラッタ処理
  • 高度なドップラー処理とAI・機械学習による飛翔体分類
  • FCW/CW および FCW/CW 送信に対応

統合性と信頼性

  • 統合性と信頼性
  • Ethernetと標準的な ASTERIXによる制御システムとの統合
  • 複数の送受信モジュールによる代替機能で高い信頼性
  • オプションによりIFFインテロゲータやLRS(Locak Reference System)との統合が可能

XENTA-Mのシステム構成

XENTA-Mのシステム構成の画像

XENTA-Mの各コンポーネント写真

アンテナ装置

アンテナ装置

レーダ制御装置 RCU

レーダ制御装置 RCU

信号処理装置 RTP

信号処理装置 RTP

温度制御装置 TCU

温度制御装置 TCU

追加オプション

XENTA-MはIFFインテロゲータとアンテナシステムを完全に統合し運用することができます

XENTA-MはIFFインテロゲータとアンテナシステムを完全に統合し運用することができます。

XENTA-M はLocal Reference System (LRS) を供給し、完全に統合することができます

XENTA-M はLocal Reference System (LRS) を供給し、完全に統合することができます。

実績

20km離れたTextron社製Aerosondeドローンの追尾

20km離れたTextron社製Aerosondeドローンの追尾

ノルウェー国防軍での納品実績

ノルウェー国防軍での納品実績

主仕様(T-768)

XENTA M
アンテナタイプ マルチ給電マイクロストリップサブアレイ固体アンテナ
アンテナボリューム
カバー率(AZ×EL)×360度
8×60度
送信出力 - ノーマル XENTA-M5(ベースライン) XENTA-M5(オプション)
240 W 120 W
送信電力管理 Flexible Sector-based Programmable Power Level
デューティ比 100%公称値
周波数帯域 Xバンド
送信波形 レンジドップラー処理によるFMCW
周波数選択 周波数マップによって選択されたアクティブ周波数
周波数無効 自動/手動 妨害周波数の無効化
周波数モード アジャイル非同期、アジャイル同期、固定
レシーバータイプ デジタルアレイ合成ビームフォーミング・マルチビーム・フェーズドアレイ技術による角度追跡のためのモノパルス位相比較
更新率 最大1秒(60rpm)
計測範囲2 最大75km
最小レンジ 150m
動作モード 監視(サーベランスモード)、 飛しょう弾道計測(ロック追尾モード)
運営プロファイル 16
セクターブランキング/パワーマネージメント 10
ECCM 固有と明示(3.8節)
安定化 最大7度までのプラットフォーム・チルト・スタビライゼーション
IFF(オプション) アンテナとインテロゲーターが完全に統合
LRS(オプション) 姿勢と位置の安定と補正
GNSS(オプション) 受信機を含むアンテナ

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  • 爆発、衝撃波、破壊などの超高速現象を解明したい
  • 材料の変形破壊デブリ研究のために、超高速度で飛翔体を射出したい
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などなど、我々は爆発、破壊現象や飛しょう体の運動解明に些細なことでもご相談承ります。屋外の計測やデータ解析等の請負作業も積極的に行っています。
レンタルや製品デモも行っていますので、まずはお気軽にご相談下さい。

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