長時間露光撮影

LEDライトを使用した、長露光ツリーの撮影方法
長露光撮影と長時間の露光をする技術は、比較的安価で高品質なアクセサリを手に入れることができるようになったために近年とても人気急上昇しています。長時間露光の撮影は室内、屋外どちらでも使用できます。街中、スタジオや家の中での撮影、どちらでも完璧な長時間露光の撮影ができます。しかし、屋内での撮影のほうがシャープで綺麗な撮影ができると思います。
撮影の前にすること
撮影場所を明確に決定しましょう。海辺、河原、雲の動きなど遠距離のものなど、様々な場所が考えられます。前述のとおり、スタジオなどの屋内もコロナウイルスの状況に応じては考える必要があります。
ランドスケープや早い動きのものを静止画として撮影する際には、三脚を使用することでとても綺麗な写真を撮影することができます。撮影を開始する前に、カメラを三脚に取り付け、MIOPS Smart+などのアクセサリー類やフィルターホルダーなどを全て装着してください。

撮影する場所などを決定した後に、自動フォーカスをしようし、撮影日の被写体にフォーカスが合ったら、そこでフォーカスを固定してください。マニュアルモードで撮影をしたい場合は、オートフォーカスの状態でシャッターボタンを半押ししフォーカスが被写体に合っている状態でレバーをオートからマニュアルに変更してください。さらに細かい調節に関してはレンズのフォーカスリングで調節してください。
カメラをマニュアルモード(M)もしくは絞り優先モード(A/Av)モードに設定し、シーンに合わせて絞りを調節してください。風景の撮影ではf/8またはf/11がおすすめです。撮影を開始する前に必ずテスト撮影をして下さい。絞りが正しい値であることを確認できたら、撮影の開始です。ヒストグラムを使用すると、正しい絞り値になっているかを簡単に確認することができます。
ここまで準備ができたらNDフィルターを取り付けます。NDフィルターについてご存じではない場合、この記事を読んでください。その後、撮影モードをBULB(B)に設定します。この状態でMIOPS Smart+を使用していると仮定をすると、Self-Timerモードで設定時に入力した時間シャッターを置けた状態で撮影をすることができます。
室内で撮影をしている場合、長時間露光での撮影をする際には背景を暗めの色にしてください。そうすることで、あらゆる細かい詳細まで撮影をすることができます。

- カメラ: CANON 6D
- レンズ: CANON 24-105MM
- 三脚: Manfrotto MK190XPRO3-3W
- 絞り: 24mm
- ISO: 800
- シャッタースピード: BULBモード、Time-releaseの値によってシャッターが動く
- モード: Self TimerもしくはTimed Release
- Self Timer: 0.5s
- Time Release: 0.4s
ここまで設定ができたら、ページ上部にあるライトツリーをしてみましょう。
Smart+ Self-Timerモードで、LEDライトを使用したライトツリーの撮影方法とは?
今となっては一般的に普及しているLEDライトは家のデコレーションや、周囲を照らす光源として使用されていますが、スタジオでの長時間露光撮影にはとても便利な道具です。長時間露光撮影できらきらしたものや、カラフルな写真を撮影したいと思っているならば、必要不可欠な道具になります。
長時間露光撮影は一人で撮影することが可能です。MIOPS Smart+のSelf-timerモードを使用することで撮影を断然簡単に、質の良いものにしてくれます。Smart+モバイルアプリと連携させるだけで、遠隔操作で簡単に長時間露光撮影の設定することができます。
私たちの撮影の場合、天井にLEDライトを設置し、それにおもりを取り付けました。フォトグラファーが体の周りでLEDライトを水平方向に回し、そのLEDライトの軌跡と水平な円形をあたかも空中に浮いているように撮影します。
この撮影では、Smart+をカメラに取り付けカメラをManfrottoの三脚にマウントしてフォトグラファーの前方に設置しました。カメラをBULBモードに設定している際には、Smart+をモバイルアプリと連携させ使用しました。アプリを起動し、Self Timer & Timedを開いておきます。

このモードでは、Self-timerで設定した数値に合わせてカメラにトリガー信号が送られます。はじめに、Time-releaseパラメーターを設定し、あとはSmart+が勝手に撮影を進めてくれます。
Time-releaseを4秒に設定して撮影をしました。フォトグラファーがLEDの水平方向に回転を始めた瞬間にモバイルアプリからSmart+のSelf-Timerモードをスタートします。スタートした後、5秒間のセルフタイマーモードで設定し時間で姿勢を整え、その後シャッターが切られます。
4秒間、カメラは水平方向に円形に動き、ライトでできたツリーのようなLEDを撮影し続けます。4秒間の長時間露光撮影の後、完璧なライトツリー撮影の終了です。
家でもできるこの撮影、ぜひトライしてみてください!
長時間露光撮影が一番好きならば、LEDライトを天井から吊り下げてSmart+Self-Timerモードを使用してライトツリーの撮影をしてみてください。一人でも大丈夫。カメラを取り付けて、パラメーターを正しくセットし撮影を楽しんでください。
MIOPSはいろいろな使いみちがありますので、こんな使い方はできないのかな?という疑問があれば、こちらからお気軽にご相談下さい。
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