溶接場高速可視化システム
レーザー加工・溶接の不具合解明

溶接現象を解明する
通常、溶接を観察する場合は、バンドパスフィルターを用いてアーク光やヒュームの影響を抑えます。ですが、溶融池やその周辺、凝固過程、溶接割れなどは詳細に確認できません。可視化用レーザー光源CAVILUXはあらゆる溶接の観察に使用できます。CAVILUXは、アーク光やヒュームを打ち消し、溶融池やその周辺、凝固過程等を詳細に観察を行えます。撮影画像から様々な解析・計測が行え、溶接不具合の軽減につながります。

溶接の可視性
ご提供:広島大学 山本先生
左:カメラのみで撮影したレーザー溶接
中央:810nmのバンドパスフィルタを装着し、撮影。アーク光やヒュームの影響を抑えきれず、溶融部の一部しか観察できない。
右:バンドパスフィルタ、CAVILUXを用いて撮影。アーク光・ヒュームを打ち消し、溶融池の内部までクリアに観察できる。
なぜプラズマ発光やヒュームが消えるのか?
バンドパスフィルタの波長に合わせた可視化用レーザー照明を照射することにより、プラズマ発光やヒュームを打ち消します。
【バンドパスフィルタで撮影した場合】
バンドパスフィルタを用いて撮影した場合、アーク光を抑えることはできますが、その他の部分も暗くなってしまいます。


【バンドパスフィルタとCAVILUXで撮影した場合】
バンドパスされた波長にCAVILUXでレーザー光を照射することで、溶融部を明るく、詳細に観察することができます。

アプリケーション
レーザー溶接

TIG溶接

アーク溶接

MAG溶接

溶断
溶融池の状態、スパッタの飛散、ブローホールの発生、高温割れの発生等、様々な不具合現象を詳細に可視化し、不具合原因解明に役立てます。
使用製品一覧
小型・多機能ハイスピードカメラ Phantom VEO シリーズ

PhantomVEOシリーズは、小型125㎜立方、2.3kgの軽量ボディに最新のテクノロジーを搭載した、オールインワンモデルです。VEO1310、VEO-E310、VEO410、VEO710、VEO340、VEO640、VEO4K 590、VEO4K 990の8機種があり、研究開発向けのLモデル、フル装備版のSモデル、簡易版のEモデルがあります。用途に合わせて最適な機種をお選びいただけます。
可視化用レーザー照明
CAVILUX Smart(キャビラックススマート)

可視化用レーザー照明CAVILUX Smart(キャビラックス スマート)は、短パルス、高繰返し、高輝度、高出力の均一な照明用のダイオードレーザーです。単波長のレーザーにもかかわらず、干渉縞の出ない非コヒーレント設計で、高輝度で均一な光を照射出来ます。最短パルス幅は20nsで、高速現象をブレのない画像として捉えることができ、繰返し発光周波数は最高1MHzで、高速度カメラと同期しての使用が可能です。
可視化用レーザー照明 CAVILUX HF(キャビラックスHF)

可視化用レーザー照明CAVILUX HF(キャビラックス HF)は、短パルス、高繰返し、高輝度、高出力の均一な照明用のダイオードレーザーです。単波長のレーザーにもかかわらず、干渉縞の出ない非コヒーレント設計で、高輝度で均一な光を照射出来ます。Smartと比較してより高速な現象や、高出力が必要な現象に滴定します。最短パルス幅は50nsです。
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